山本冬彦さん寄贈作品、新収蔵品展再訪してきました。@佐藤美術館

山本冬彦さん寄贈作品、新収蔵品展再訪してきました。@佐藤美術館
以前トークイベントがあった時に伺ったのですが、前後の用事の関係でじっくり見る時間が取れず、期間内に再訪したいと思っていたところ、最終日にぎりぎり再訪できました。

心清らかになる、豊かな時間でした。
作品それぞれがまるで人格をもっているような強く、静かな秘める強い存在感を持った作品ばかりで、しばし静かな美術館で椅子に座って遠くから見たり、近くで絵肌を見たり、ゆっくりと鑑賞できました。

佐藤美術館の環境もあることでしょうが、十分なスペースが与えられ、ゆっくりと観れる環境というのは、本当に貴重で、長い列を待って美術館に入っても、その人の多さに、窮屈な環境ではゆっくり絵を楽しめないことがある私にとっては、とっても嬉しい環境です。

高い技術が自然に、柔らかさと強さを持って、とても滑らかに絵に表現されているのを見て、その「ツール」を自在に操り、内に秘めるものを表現されていく様子に、心を動かされるようなものを見つけました。

それらは複雑で、何層にも重なり、隙間をときどき垣間見るような作家の心情だったり、言葉にできないような体験であったり思いだったり色々なものを昇華し、現してゆく、そのためのツールなのだな、と思いました。 ツールとその「内に秘めるもの」の両方を高めてゆくことが大事なことであり、それが一枚の絵に昇華されたとき、このようなそれぞれの絵画がまるで人格を持っているかのような、強い存在を放つんだな、と。

その技術の習得や必須項目チェックリストをチェックするようにその技術をいれこむことが目的になってしまっては、きっとその「ツール」を使って作られた結果は何か大事なものを欠けてしまう危険性があるんだな、とも思いました。

その作品を描かれた作家さんの気配を感じるような作品たちに、なんだか心洗われたような気持ちになり、多くのことを学び、心癒された有意義な時間でした。

寄贈をされた山本冬彦さま、このような機会をありがとうございました。このように美術館に寄贈されることで、多くの方に様々な影響を与えることになった展示会になったのではないかと思いました。立島さんが司会をされていたトークショーも、勉強になり、改めて佐藤美術館のような役割の大きさ、活動の意義の一部を垣間見れたように思います。一個人として、心から御礼申し上げます。 私たちも自分たちの役割の中でその一端を担い、次世代に繋げれるように、日々積み重ねていきたいと、元気をもらいました。 ありがとうございました!

ノートン 晶